経脈流注

陰キョウ脈は踵(かかと)から起こり、腎経の別脈といわれている。

腎経の然谷穴の後ろで照海穴から分かれて腎経に沿って上り、内果の上方2寸の交信穴から下腿および大腿の内側を経て陰毛の際に出て、さらに前胸部のやや深部を上り、鎖骨上窩にある胃経のケツ盆穴に入ってここから頚動脈の内側に沿って上り、鼻に入って睛明穴で膀胱経と交わる。

女子は陰体(陰に属する身体)であるから陰キョウ脈を本経脈とし、男子は陽体(陽に属する身体)であるから陰キョウ脈を絡脈とする。

この経脈に所属する経穴は、腎経の然谷・照海・交信、膀胱経の睛明の左右各々4穴、計8穴である。


病証

外果以上すなわち身体の陽の部に現れる病証はゆるやかであり、内果以上すなわち身体の陰の部に現れる病証は急激、攣急(激しいひきつり)である。


意義

陰はかげ、陰経。キョウはあげる、足を高くあげる。脈は経脈。陰キョウ脈は、足から始まって身体の内側および深部をめぐる経脈である。


要穴

腎経の交信穴は陰キョウ脈のゲキ穴である。



スポンサードリンク


AX