東洋医学の特徴

◆天人合一思想(てんじんごういつしそう)

自然界を大宇宙、人体を小宇宙とし、自然界の出来事も、人体の生理・病理・疾病の発生なども同じ法則で説明できると考えています。


◆相対的認識思想

生態機能や病態の認識、治療原則など、陰陽・表裏・虚実・補瀉(ほしゃ)など、相反する二つの概念によって相対的に捉えます。


◆心身一如の医学

心と体は一体のものであり、人体のあらゆる機能は心と体の相互作用によってなされると考えています。精神状態や感情の動きを病因として重視し、また、身体的な異常は精神活動に影響するとしています。


◆全体的な診察・治療

病因・症状・体質・精神的な状態などを総合的に捉え、治療も全身的な調節に重きをおいて行います。東洋医学では、「病気をみるのではなく病人をみる。病気を治すのではなく病人を治す。」といわれています。


◆診断即治療

病名診断ではなく、患者を全体的に捉え、得られた結果を「証(しょう)」と表現し、治療方針を指し示します。この証に従って治療するため、「随証治療(ずいしょうちり)」とも呼ばれます。


◆独特の生理観・疾病観

気血(きけつ)・臓腑・経絡など、独特の生理観。病邪の盛衰、気血の虚実など独特の疾病観を持っています。


◆「未病を治す(みびょうをちす)」を重視

東洋医学は「未病を治す」ということを理想としています。

未病とは半健康な状態で、一種の機能障害の段階で、この状態を放置しておくと、器質的な病変に基づく本格的な病気に発展するのです。「未病を治す」とは、半健康な状態を健康なレベルに回復させることです。

また、東洋医学では健康を維持するための食養・呼吸法などの様々な養生法(自己健康管理法)が考えられています。鍼、灸、気功なども健康の保持増進、疾病の予防に大いに寄与しているのです。


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